C++入門: iostreamの使い方
C++には、コンソール入出力を行うための標準ライブラリであるiostream
があります。iostream
を使うことで、プログラムとユーザーが対話的に情報をやり取りしたり、結果を表示したりすることができます。この記事では、初心者向けにiostream
の基本的な使い方を解説します。
iostreamとは?
iostream
は、C++の標準ライブラリであり、コンソール入出力を行うためのヘッダーファイルです。入力にはstd::cin
、出力にはstd::cout
を使用します。
ヘッダーファイルのインクルード
iostream
を使うためには、最初に次のようにヘッダーファイルをインクルードする必要があります。
#include <iostream>
出力: std::cout
std::cout
を使って、プログラムから情報を出力することができます。以下は、文字列と変数の値を出力する例です。
#include <iostream> int main() { // 文字列の出力 std::cout << "Hello, World!" << std::endl; // 変数の値の出力 int age = 25; std::cout << "Age: " << age << std::endl; return 0; }
<<
演算子を使って、文字列や変数を連結して出力することができます。std::endl
は改行を行います。
入力: std::cin
std::cin
を使って、ユーザーからの入力を受け取ることができます。以下は、ユーザーから整数を受け取って出力する例です。
#include <iostream> int main() { int num; // ユーザーからの入力を受け取る std::cout << "Please enter a number: "; std::cin >> num; // 入力された値を出力 std::cout << "You entered: " << num << std::endl; return 0; }
>>
演算子を使って、std::cin
を介して変数に値を受け取ります。
まとめ
iostream
はC++でコンソール入出力を行うための重要な機能です。std::cout
を使って情報を出力し、std::cin
を使ってユーザーからの入力を受け取ることができます。これらの基本的な使い方をマスターして、C++プログラミングの基礎を固めてください。